どうもルーシーです。
今日から連続投稿期間となりますのでよろしくお願いいたします!
突然ですが皆さんは「遊☆戯☆王SEVENS」というアニメをご存じでしょうか?
ご存じの通り(え?)『遊☆戯☆王』シリーズとしては第7作目、『遊☆戯☆王ラッシュデュエル』をベースにアニメ化した作品ですね。
従来のアニメ会社から一新したこともあり、絵柄、内容が子供向けになった…
そう思われている方は多いのではないでしょうか?
実際問題内容としては従来の遊戯王シリーズとは違い少なからず子供向けになった部分は否定できません。
ただしこのアニメはそう思ってるだけの人は損していると思います。
私は10年以上アニオタをしていますが、そういう観点からしてもこのアニメの出来はとても面白いものになっていると思っています。
少しでもこのアニメは凄く面白いんだ!と知っていただければ幸いです。
また今回の企画は「くらくらころころ」のくらくさんも同様の企画を行っており、実は同時開催企画になっておりました。
yamachi-9rakura.hatenablog.com
最終的にはお互い分けて投稿することになり日付もばらばらにはなりましたが、こちらの記事では前中後編の3部作の大作となっていますので是非こちらもご覧ください!
今回の企画は「くらくさんも私も同様の企画をやりましょう」という話をしていましたが、内容はお互い知らないので(構成を少し話したくらいです)どのようになってるかお互い楽しみで書いておりました!
まあ私はくらくさんほど造詣に深くはないので、音楽や脚本といった観点では語れないのですが個人的にいいと思っているポイントやオススメ回7選を発表したいと思います!
そしてくらくさん同様長くなってしまったので前編後編に分けて書かせていただいております。
後編のオススメ回7選は19日に投稿予定ですので合わせてご覧ください!
ではまずは前編のオススメポイントからどうぞ!
「遊☆戯☆王SEVENS」概要
「遊☆戯☆王SEVENS」を一切知らない方もいると思われますので「遊☆戯☆王SEVENS」概要を少しばかり語っていきたいと思います。
以下がこのアニメを作っている方々です。
さすがに脚本や作画監督等まで入れだすと1話1話吟味しないといけないので今回はざっとおさらい程度に話していきたいと思います。
・監督…近藤信宏
あまり多くの監督をやられている方ではありませんが一番有名な作品といえば「ケロロ軍曹」でしょう。
劇場版の「ケロロ軍曹」も近藤監督がされていますね。
他にも手近な作品ですと「少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん(リメイク作)」シリーズもされていますね。
「ケロロ軍曹」にしても「ゴマちゃん」にしてもそうですが子供向けのギャグテイストが強い作品ですので「遊☆戯☆王SEVENS」のギャグチックな部分はここら辺が影響しているのではないでしょうか。
また「ケロロ軍曹」ではパロディも多く登場していて、「遊☆戯☆王SEVENS」も同様に幾ばくかパロディが登場しています。
……なんか繋がった気がしますね(笑)
・シリーズ構成…竹内利光
シリーズ構成を多くやっている方ではありませんが、「おとぎ銃士 赤ずきん」のシリーズ構成をされている方ですね。
グリム童話を参考にしてできたオリジナル作品で、ストーリー自体は世界侵略を目論む魔女を倒す、ドラクエみたいな感じです。
こちらの作品の制作、実はコナミであり意外なつながりを見ることができますね(笑)
私自身はこの「おとぎ銃士 赤ずきん」はレンタルで最近見たのですが朝の子供向けとは馬鹿にできないくらい面白い作品でしたねぇ。
絵から想像できないくらいに意外とシリアスなシーンが多く、友情シーンなども存在する点はどこか遊戯王感がありました。
実はこの2人は夫婦で、様々なアニメのキャラクターデザインをされてきました。
とくに有名なのが「美少女戦士セーラームーン」でしょう。
さすがに「美少女戦士セーラームーン」を知らない人はなかなかいないので説明は省きますが、子供向けアニメを意識しつつ遊戯王のキャラクターに落とし込むのはさすがだなぁと思います。
・音楽…川﨑龍
私自身音楽方面にはあまり詳しくないのですがこちらの方はアニメ『Fate/Grand Order 』シリーズを手掛けられているみたいですね。
頭に残る音楽が多いのはこの型の功績ですね!
・アニメーション制作…ブリッジ
「みつどもえ」シリーズや今やっているアニメですと「SHAMAN KING(リメイク版)」なんかを制作されている会社です。
サンライズから独立した会社で制作数もそこまで多くなく小粒ながらも面白い作品がある会社ですね。
「無能なナナ」面白かったんですよねぇ。
「SHAMAN KING(リメイク版)」も元々はジャンプの漫画ですし、意外とジャンプ漫画とは親和性のある会社かもしれませんね!
カードゲームアニメーションの親和性のあるスタッフ
とまあ個人的には良いスタッフを揃えたなという印象ですが、先ほど書かなかった情報があります。
実は今回のスタッフにはある共通点があります。
他のカードゲームアニメのスタッフをしていたという実績です。
具体的に言うと「ヴァンガード」や「ヴァイス」です。
「遊戯王」というアニメは今までカードゲームアニメを牽引してきたアニメです。
だからこそ他のカードゲームアニメに負けじと作ってきたものだと思います。
しかしながら「遊☆戯☆王SEVENS」では違います。
先述のように他のカードゲームのノウハウを持っていることで今までの遊戯王とは違う新鮮なアニメになり、同時にかなり良質なアニメーションへと仕上がったのだと思います。
今更ながら心機一転して良かったなと思います。
ルーシー的注目ポイント
ここからは個人的に注目して欲しいポイントを紹介していきたいと思います。
注目ポイント① 「声優」
アニオタならばまず語りたいのはやはり「声優」ですね!
もちろん他にも語りたい部分はありますが、遊戯王アニメ初心者でもとっつきやすいところから行きますね(笑)
主人公の王道遊我の声優である石橋陽彩でこそ新人ですが他の声優は周りの声優は一級の声優ばかりとなっています!
例えばメインキャラで言えば生徒会長の蒼月 学人であれば「花江夏樹」さん
…東京喰種トーキョーグールの金木研役、鬼滅の刃の竈門炭治郎役
メインヒロインである霧島 ロミンであれば「楠木ともり」さん
…ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインのレン/ 小比類巻香蓮役、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の優木せつ菜役
しゃべるドローンであるカイゾーは「小林裕介」さん
…Re:ゼロから始める異世界生活のナツキ・スバル役、Dr.STONEの石神千空役
と知っている人であればかなりの有名人揃いとなっていますね!
他にもサブキャラクターには松岡禎丞さん(鬼滅の刃の嘴平伊之助役)、浪川大輔さん(アニメ多数にレオナルド・ディカプリオの吹き替えなども)など超有名人を揃えていて少しでもアニメを知っている人であれば驚く陣営ではないでしょうか?
また子供向けということでYouTuberである「 はじめしゃちょー」さんを起用しており、顧客向けの起用に余念がありませんね!
注目ポイント② 「OP、ED」
2番目にオススメしたいのは楽しい「OP」と「ED」になっています。
OPはひたすらテンションが上がる曲に、EDは校歌風の曲に。
EDは校歌風ということでキャラクターが歌うキャラソン風になっており楽しいものとなっていますが、私がオススメしたいのはやはりOPの方だと思います。
この曲は朝から聞くとテンションが上がるんですよ!
昔のアニメOPよろしく劇中のキーワード(ここでは「ラッシュ」)を連呼し、同時に遊戯王における特徴的なワード(ドローやターンなど)を散りばめ、さらには「サイコーのラッシュ」や「超速的エブリデイ」など鮮明で印象的な単語を盛り込んでいるのがとても心地よいものに仕上がっています。
もちろんOPの演出もとてもよいもので、
いつもの学校生活(どこか普遍的で刺激が足りない)シーン⇒サビにかけての刺激的な生活(ラッシュデュエルの刺激的なイベント)への移行、そして遊戯王お馴染みのモンスター同士の対決映像といった演出が心にとても「ぐっ」とくるんですよね。
この演出は子供向けの販促としてはとても丁寧だと感じて感心しましたねぇ。
曲や演出とともにクオリティが高いです。
注目ポイント③ 「シナリオ」
ここまで「遊☆戯☆王SEVENS」の外的要素をおススメしてきましたが、内的要素最後にして最終兵器のオススメポイントを語っていきます。
それは何か?と言われれば間違いなく「シナリオ」だと思います。
「ここまで語っておいて最後は当たり前のことかよ…」って思われる方は少し待っていただきたい。
「遊☆戯☆王SEVENS」のシナリオは間違いなく従来の遊戯王シリーズのシナリオとは作りが異なっています。
ストーリーの内容とかではない部分がとてもよく向上しているのです。
ストーリーであれば人それぞれの良さを思う部分が多いと思いますが少し違った観点でシナリオの良さがでているのです。
個人的に思う「シナリオ」の良さのポイントは3つあって、一つ目「テンポの良さ」、2つ目に「謎多き伏線」、3つ目に「ギャグとシリアスのバランス」だと思っています。
「テンポの良さ」
遊戯王における「テンポの良さ」とはいったい何か?
皆さんは遊戯王シリーズのアニメを見てるとき思ったことはないでしょうか?
1試合の時間が長く感じることに。
遊戯王シリーズだけではないが、カードゲームというものは心理戦がメインになりやすいゲームです。
そのため1ターン、1試合にかける時間というものはとても長くなりがちです。
とくに遊戯王というゲームは相手ターン中にも行動できるカードが多く存在し、それによる駆け引きが多く発生するためですね。
ときにはカイジばりの長考時間を発揮することだってあります。
それによる弊害はやはりテンポの問題が発生するわけですね。
だからこそ「遊☆戯☆王SEVENS」は画期的なテンポの良さを発揮しています。
「遊☆戯☆王SEVENS」の1試合はボス戦を除けば基本的に導入~決闘終了まで1話で完結しています。
これって単純に凄くないですか?
ラッシュデュエルの決闘はダイナミックに動き、難しい動きを極力排除している分かなりのテンポの良さがでているんですね。
これは「遊☆戯☆王SEVENS」の良さの一つだと思っています。
「謎多き伏線」
子供向けと思いきや「遊☆戯☆王SEVENS」には以外にも謎多き伏線が多く存在しています。
・王道遊我の小学生とは思えない落ち着いた言動や行動、発明力
・ルークの悪魔の力(左手で機械を触れるとなぜか壊れる)
・オーティスの存在
などなど…。
2年目に突入した今も謎が多く残っており、むしろ謎が謎を呼ぶような回も存在しています。
ゴーハ社との問題なども現在進行形で残っており、これがどこでどう回収されるのか個人としては非常に楽しみな存在となっています。
まあ現状全ての伏線が回収される可能性があるわけでもないんですけどね←
「ギャグとシリアスのバランス」
遊戯王シリーズといえばシリアスな笑いが多くあるアニメーションです。
真面目なシーンなのにカードゲームだから起きる絶対おかしいシーンがあるからですね。
歴代の遊戯王シリーズではそういうシーンが数多くありました。
顔芸や迷言…などなど。
しかし今回の「遊☆戯☆王SEVENS」は違います。
純粋なギャグシーンが多く存在しています。
「遊☆戯☆王SEVENS」は子供向け目的で作られていることもありわかりやすいギャグも多く存在します。
(ルークあたりは非常に子供らしい行動でそういう担当のキャラ付けだと伺えます。)
ではすべてそうなのか?と問われれば答えは「NO」です。
意外と大人向けのギャグも多くあります。
例えば「安立 ミミ」というキャラがいるのですが小学生の見た目をした一児の母親(小学校に転校してくるほど…)がバブル時代の言葉で話してきます。
「バッチグー」「バイビー」「しもしも」ですよ?w
バブル時代なんて「平野ノラ」さんのネタでしかわかる人がいないでしょってレベルですよ(笑)
もちろんシリアスな笑いもあり、マッサージチェアのAIと地底人が戦ってたり顔芸や迷言となかなかシュールなシーンが多いのは古参の人からしても楽しめるのではないしょうか?
それでいてボス戦といったシーンでは純粋に熱くなるシーンが多く、主人公の「王道遊我」の精神面での強さも相まって心に響くシーンが多いです。
本当バランスが良いアニメですよ、これは…!
まとめ
ということで今回は「遊☆戯☆王SEVENS」1年目の魅力の前編を書かせていただきました!
本当このアニメは遊戯王シリーズでも屈指の面白さだと思います。
後編は19日投稿予定となっております。
よろしくお願いいたします。