寒さが体中に感じる12月、日も短くなり夜が長く感じる師走である。
「もういくつ寝ると」と問えば、誰もが「お正月」と答える季節である。
私もコタツの中で足を温め、趣味であるアニメを見ながら動画編集やブログを書くといった作業を行っていた。
ふと、「今年も終わりかー」といった誰しもが考えるありきたりなことを思いながら今年のことを思い返していた。
と、それと同時に12月のお金の使い方を思い返していた。
「お金を使いすぎているような気がする」
そういう疑念が心の中から湧いてでた。
何かがおかしい。
散財しているわけでもないのにお金が減るという事象は異常だ。
ましてや一人暮らししていたときとは違い今は実家暮らしのごく潰しのため、お金が減ることはほとんどないと言ってもいい。
だからこそ疑問しかないのだ、お金を使いすぎていると感じることを。
改めて今年の12月の買い物を思い返す。
まずは遊戯王の商品関連だ。
・【12月4日】 ストラクチャーデッキ-アルバ・ストライク-
遊戯王11期の遊戯王の世界観のストーリーが展開されるアルバスストーリーの最終章とも呼べる構築済みデッキだ。
2022/1月から禁止カードとなる《フュージョン・デステニー》の代わりにするもの、それ以上のパワーを求めるものと様々な様子を呈している。
この3つを買うことは現代遊戯王においてはもはや必須事項だろう。
これは散財ではない。
【12月11日】遊戯王ラッシュデュエル ゴールドラッシュパック
ラッシュデュエル界のニューウェーブ。
OCGにもあった「ゴールドレア(正確にはゴールドラッシュレア)」が収録されている。
もちろんそれだけでなく環境の一角で活躍する《CAN-Melo:D》、《潜入開始》、《魔法石の採掘》や《ブラック・マジシャン》、《10sionMAX!!!》といった豪華再録カードも目白押しだ。
ラッシュデュエルをやっている身でこのパックを買わないものはいるだろうか、いやいない。
1パック4枚入りで220円と少し割高になるが4箱買うことは間違っていないと確信している。
これも散財ではない。
【12月18日】ラッシュデュエル デュエルディスク
これは買っていない。
置き場に凄く困ると思ったからだ。
買っていないから散財ではない。
【12月18日】プレミアムパック2022
ジャンプフェスタの会場もしくはネットでの限定販売となっている。
こちらも再録カードが豪華だったり、新規のカードが面白いのが出揃っている。
爬虫類のサポートカードや《幽合-ゴースト・フュージョン》 なんかは私がとくに注目しているカードだ。
欲しいカードがなく買ったのであれば散財したことになるかもしれないが、必要なカードがある上今回は2箱に抑えている。
無駄遣いではないだろう。
やはり散財ではない。
【12月25日】シークレット・シャイニーボックス
いやゆる年末箱と呼ばれる今年の商品だ。
クリスマスに世間が浮かれる中、遊戯王プレイヤーはこの年末箱に浮かれるのだ。
「閃刀姫」、「魔妖」、「ウィッチクラフト」の3種のテーマが同時に強化されるということで注目するプレイヤーが多いからだ。
どのテーマも美少女テーマ(確固たる意志)故愛するプレイヤーが多いのも特徴的だ。
抽選が多い中私は近隣の店を回って予約しようと試みた。
抽選や予約することに成功した結果2箱手に入れることができた。
小躍りして歓喜した。
友達からは④「ランダムで欲しいテーマ当てるの難しいからシングルで買った方がいいよね」と安易に馬鹿にされたのはつい先日忘年会した帰り道のこと。
友達はお酒を飲んでいたのでちょっと浮かれ過ぎていたに違いない。
私は彼の戯言だと思い真摯には受け止めることはしなかった。
これで「閃刀姫(友達にあげる)」、「魔妖(友達に渡す)」、「ウィッチクラフト(友達に配る)」ことができる。
手元にはアクリルスタンドやスリーブが残るので大分元を取ったであろう。
元を取れるから散財ではない。
次は私生活での買い物や行事を振り返ろう。
食事などを除いて振り返れば12月は様々なことを行ったように思える。
まずは12/11に開催された「風霊デュエル会」だ。
詳しくは主催であるリン酸さんのブログに書かれているが大阪での交流会だった。
私は最近大阪に帰ってきたエクィテスさんとともに楽しんできたのが印象的であった。
帰りにはちょっと高めな中華料理店やクリスマスココアワッフルを食べたのもこれもまた心を揺さぶられた。
普段は時には6勤もある仕事場とは違い、心を癒されるひと時の時間だったのだ。
またこの日は土曜日ということもあり次の日はさらに私は心の疲れを取るためのコンボを取ったのだ。
「ARIA The BENEDIZIONE」と「ヴェノム - レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の2本の映画を見たことだ。
ARIAとヴェノム、お互い全く性質が違う映画ではあるが両者ともに最高の映画である。
どちらも私の心の中に響いたのだ。
それは間違いない。
この二つの映画は数千円出すだけで癒しの時間を手に入れることができるのだ
普遍的な生活のしか最近していなかったのだがこの二日間はとても豊かな生活だった。
形としては残らないが充実した二日間に違いないと私は自負している。
pricelessは散財ではない。
お次はこれだ。
もはや今どきはDLで済ませている人も多いと思う。
時代か。
だが私はCDを買うのが好きなため比較的よく買っている。
比較的アニソンやアニソンシンガーの曲が多いが、私は親の影響から80年代の洋楽(とくにUK)をよく聞いている。
「Duran Duran」や「Wham!」辺りが有名だろうか。
80年代UKはとてもいい。
歌詞の言っていることはほとんどわからないことが多いが曲調やリズムがとても馴染むのだ。
車を運転するときなど流しながら聞くことが多いと思うが私は車にかける音楽を洋楽にすることが多い。
バラードは眠くなってしまうので苦手だがこういうポップやロックなミュージックはとても気分が高揚する。
少し話は逸れてしまったがこの全てのCDにいくらかけたと思うだろうか?
……1万3000円だ。
これを高いと思うか、安いと思うかは人によるかもしれないが全部のCDを聞いた限りは一つも無駄に感じない。
いつかはもはや慣れ親しんだ曲へと昇華していくのだろう。
そういう感覚が聞いてるだけでひしひしと感じている。
特別な感覚から普遍的な感覚へと変わるのは慣れというに他ならないがそれは悪い意味ではない。
手に馴染むのと同じだ。
とても心地よいものである。
気持ちが良いものが散財であるはずがない。
最後はこれだ。
これが何かわかるだろうか?
所謂『ゲーミングpc』というものだ。
……まあ言いたいことはわかる。
だが待って欲しい。
これは決して散財ではない。
なぜならばこれは未来への投資だからだ。
友達とネット上ではあるがつながることができるし、steamといったPC限定の様々なゲームもできるのだ。
今買っておけば今後発売されるゲームを楽しむこともできる。
そう考えることができるだろう。
またこのPC自体は5万円ほど安く買えたのでかなりお得だったということは伝えておきたい。
未来への投資だから散財ではない。
今までの話を聞いてわかると思うがどれも一切散財してはいないだろう。
「お金を使いすぎているような気がする」のは気にしすぎだろうか?
結局のところ感じ方の問題なのではないだろうか。
お金を使っていいと思えばそれは自身の貴重な価値となるだろう。
人からお金の使いすぎと言われるのは腹立たしいものであるが、自分がお金を使いすぎる分には何も思わない。
実際今回使いすぎと思ったのもちょっとしたきっかけだったのだ。
そうあくまでちょっとしたきっかけだ。
年末にしても使いすぎだと思うのか、あるいは年末なんだから使うべきだと思うのは人それぞれだ。
私は⑤後者だと思う。
しかしながらどのようなお金の使い道であってもそれは責任を持つべきだ。
どのような代物にしろ思い出を大事に、物を大切にするべきだと思うことが一番の考え方ではなかろうか。
配点各2点
設問① 文章中において買っていない商品はなんでしょうか?
設問② 風霊デュエル会で晩に食べたデザートはなんでしょうか?
設問③ 80年代UKの代表者として挙げたアーティストは誰と誰でしょうか?
設問④ 『「ランダムで欲しいテーマ当てるの難しいからシングルで買った方がいいよね」と安易に馬鹿にされた』と傍線部における筆者の気持ちはどのような心情だったでしょうか?
設問⑤ この『後者』はどういう人を指しているでしょうか?