どうもルーシーです。
今回はタイトルにあるように《アメイジング・ディーラー》についての話です。
1週間くらい使ってみてわかったのですが――
改めてというには皆さんご存じかもしれませんが「最強バトルデッキ」の新規カードの中でこのカードだけ飛びぬけて汎用性が高くありませんか?
OCGと違い事故率も高いラッシュデュエルでは必須とはいいませんがかなり便利なカードになると思います。
種族的にもステータス的にも効果的も便利すぎるこのカード。
ラッシュデュエルのカード紹介、しかも発売後に紹介することってほとんどないのですがあまりにも便利すぎる汎用な魔法使いを紹介したいと思います!
ステータス&使い方
星3/水属性/魔法使い族/攻 0/守1000
【条件】自分の墓地のモンスターが3体以下の場合、300LPを払って発動できる。
【効果】自分の手札3枚を選んで墓地へ送る。その後、自分は3枚ドローする。
効果はラッシュデュエルらしくシンプルですね。
ステータスから見ても効果を使ったあとはリリースされる運命にあるモンスターですがこの効果が本当に強い。
普通に使うのであれば最序盤の手札交換カード、墓地に戻すカードも使えば中盤以降も使える可能性もありますが手札に必要な札を残しつつ不要な札を捨てれるラッシュデュエルでは非常に強いカードです。
単純な効果ですが手札の質を向上するのに必要なカードとなっています。
中盤以降は発動機会に恵まれないことも多いと思います。
しかし逆に発動できない場合でも効果を使わなければいいだけで、それは《フェニックス・ドラゴン》だろうと《セブンスロード・メイジ》だろうと下級モンスターである分最上級モンスターと違い腐ってもほとんど損はしないわけですね。
「裏」の使い方
メインの使い方としては先ほど言ったように手札交換するカード。
しかし裏の使い方としてはデッキ圧縮と墓地肥やしという役割を担っています。
デッキ圧縮とは引きたいカードの確率を上げる行為、墓地肥やしとは墓地リソースを使って発動するカードの条件を満たすための行為となりますね。
前者は【マキシマム召喚】デッキにおけるマキシマムモンスターをドローするための確率を上げる行為。
後者は【魔法使い族】デッキにおける《ダーク・リベレイション》の発動条件をを満たすための行為、といえばわかりやすいでしょうか。
要するにこのカードはこのステータスで、3枚もの手札交換を行いつつ、デッキ&手札の質を上げつつ、墓地リソースとして3枚も墓地送ることができるカードとなるわけです。
……そりゃあ強いわけです(笑)
相性の良いデッキ
上記で使い方を紹介したわけですがここからは相性の良いデッキを紹介したいと思います。
《アメイジング・ディーラー》はかなり汎用カードなのでどんなデッキでも入れようと思えば入れれると思いますが、とくに相性の良いデッキを紹介したいと思います。
【魔法使い族】
そりゃそうだろ!って話ではありますが【魔法使い族】デッキは最強の相性を誇ります。
元々魔法使い族には《ミスティック・ディーラー》という手札交換できるカードが存在しましたがこのカードの存在はさらにそこへ「+」どころか「×」といった具合の相性の良さを呈しています。
まずは何と言っても《ダーク・リベレイション》でしょう。
魔法使い族は1ターン目から発動圏内に持っていくことは不可能ではなかったですがかなり難しいレベルでした。
しかしながら今回の《アメイジング・ディーラー》によって《ダーク・リベレイション》を1ターン目から発動条件を満たすことも比較的簡単になりました。
手順は簡単で手札の魔法使いを3枚捨てて、《アメイジング・ディーラー》をリリースして上級、最上級モンスターを召喚するだけですね。
これだけで《ダーク・リベレイション》の発動条件を満たせるのはまさに破格の性能でしょう。
これだけでも強いですが《セブンスロード・マジシャン》の効果の上昇値を底上げするのにも便利です。
手札から捨てるモンスターの属性をばらけさせ、リリースするモンスターをばらけさせることもできれば《セブンスロード・マジシャン》の攻撃力上昇値を上げることも序盤から可能になります。
手札やリリースするモンスターの属性がばらけていることなどそこまで多くはないと思いますが可能性としては存在しているのであって越したことはないですね。
後攻の1ターン目から攻撃力3000をも超えてくるとなると恐怖しかありませんね…。
魔法使い族の派生として《ブラック・マジシャン》を主軸にしたデッキが存在しています。
この【ブラック・マジシャン】の《ブラック・マジシャン・ガール》を軸にしたデッキでもこのカードは活躍します。
単純に《ミスティック・ディーラー》で手札に捨てれるカードでしたが《アメイジング・ディーラー》はさらに墓地に《ブラック・マジシャン》を墓地に《ブラック・マジシャン・ガール》を手札に引き込むことが可能になるのはとてもよい組み合わせとなりますね。
アドバンス召喚1体で済む点も《ブラック・マジシャン・ガール》の利点となるでしょう。
この捨てるギミックに《火の粉》や《火の粉のカーテン》を捨てて《スパークハーツ・ガール》で墓地からセットするギミックも入れればより強固なギミックとして成立すると思いますね。
【サイキック族】
次に紹介したいのは【サイキック族】デッキです。
このデッキの相性というのはずばり《ロマンス・ピック》です。
《ロマンス・ピック》はサイキック族デッキにとって欠かせないカードです。
序盤から終盤にまでこのカードを発動できるかで戦況が変わるほどのパワーを持っています。
そこでしかしながらこのカードの欠点として初動でこのカードを使うには《アミュージー・パフォーマー》などのライフ差を生み出すカードが必要でした。
しかし《アメイジング・ディーラー》はこのライフ差を生み出すカードとして最強です。
手札の質を上げ、手札から捨てるのはサイキック族にしておけば《ロマンス・ピック》でいつでも回収できるので捨てても無駄がありません。
また《ロマンス・ピック》を引いていない場合でも無理やり《ロマンス・ピック》を引くカードとして採用できるのも素晴らしく相性がよいですね。
ただ魔法使い族と違い墓地がすぐに肥え、墓地のカードを調整するカードも少ないサイキック族デッキは序盤以外ですと《アメイジング・ディーラー》の効果が使えない場合が多いので注意が必要です。
さらに《ロマンス・ピック》の当てる確率が下がるということも考慮する必要ありますが、《ロマンス・ピック》を入れるデッキであれば採用を検討するには十分なパワーがあると思っております。
…【サイキック族】デッキというより《ロマンス・ピック》との相性の話になってましたね(笑)
【悪魔族】
次が【悪魔族】デッキです。
今回とくに着目したいのが悪魔族デッキでも攻撃力0を主軸にした通称【イス】デッキです。
まあこれは言わずもながなですが、《アメイジング・ディーラー》は攻撃力0ですのでこのデッキのサポートカードの邪魔建てをしないのが最大の利点です。
《死反のタマ》のデッキから捲れた場合でも効果の発動に寄与し、効果発動できない《アメイジング・ディーラー》を《ドウェルチェア・コリキエル》で捨てることで条件を満たすことができ、攻撃表示の棒立ち状態でも《仙人の神髄》で守ることができる…。
まさに最高に相性のいいデッキの一つと言えるでしょう。
【イス】デッキは手札事故が多いデッキです。
というのも【イス】デッキには《イスの冥王ダユー》、《イスの鏡王ダユー・エイビス》、《暗黒の玉座》、《ロイヤルデモンズ・ノーウェイブ》といった最上級モンスターが存在しそれらを入れることによってデッキを回します。
しかしながらそれらのカードは手札に存在しておいて欲しいカードと墓地に存在して欲しいカードがあり、デッキ構築にしてもプレイングにしてもかなり難しいデッキとなっています。
《アメイジング・ディーラー》の手札交換によりこれらを満たすことができるのも強い点ですね。
とくに《イスの鏡王ダユー・エイビス》は墓地のモンスターカードを戻すことができるので再度《アメイジング・ディーラー》の効果を使うことができる可能性もあるのでかなり強いシナジーですね。
【マキシマム召喚】
手札交換といえばこのデッキ!
手札交換することによってマキシマムモンスター3種を揃えて手札から特殊召喚し相手に超攻撃力&超効果を押し付けて勝つのが【マキシマム召喚】ですよね。
色んなマキシマムモンスターがいますがとくに相性がいいのが機械族のマキシマムモンスターです。
なぜこの機械族が相性がいいかといえば――《鋼機神ミラーイノベイター》が存在するからです。
要するに《アメイジング・ディーラー》の効果⇒《超魔機神マグナム・オーバーロード》のパーツを捨てる⇒《鋼機神ミラーイノベイター》の効果で《超魔機神マグナム・オーバーロード》をデッキに戻すということができるわけですね。
《超魔機神マグナム・オーバーロード》のパーツを戻すことにより、ドローする確率が上がるというのは単純にメリットが大きいですし、何より《鋼機神ミラーイノベイター》の戻す効果と《アメイジング・ディーラー》の条件、効果ともに噛み合ってるのが素晴らしく相性が良いですね!
【フュージョン】
次回のパック「エクストラ超越強化パック」にて登場する《フュージョン》もとても相性の良いデッキとなっております。
【フュージョン】もマキシマムモンスターと同様と特定のモンスター2枚+《フュージョン》が必要なデッキとなっています。
そのためデッキから特定のカードを引き込める《アメイジング・ディーラー》はかなり重要なカードになってくるかもしれません。
また《スター・リスタート》というカードは墓地のレベル5以下の通常モンスターを蘇生しつつ《フュージョン》を墓地から加えることができるカードです。
そのため《アメイジング・ディーラー》の効果によって捨てるカードとして《フュージョン》すらも選択肢に入ってくるのは相当強いカードとなっているでしょう。
まだ判明していないカードも多いのであまり語ることはできませんが、個人的にはデッキ単位で欲しいカードだと思っています!
まとめ
ということで今回は「《アメイジング・ディーラー》について」をお送りさせていただきました!
《アメイジング・ディーラー》本当万能ですよね…。
遊我のデッキだけ無限で欲しくなっちゃう性能ですわ(笑)
また上記で紹介したカード以外にも《シエスタトレーロ》や《陰陽封陣》といった墓地のカードを条件に発動するカードとはすこぶる相性が良いのでおすすめとなっています!
他にも相性の良いデッキが色々あると思いますので是非探してみてくださいね!
それではここまでルーシーがお送りいたしました!
それではまた次回!