どうもルーシーです。
今回は「遊戯王Advent Calendar2020」の記事の没にした方の記事です。
実は2つ書いていないのですが、こっちの方は文章ばかりで面白みに欠けたと思いましたので没にしたのが理由ですね。
まあでもただただ消すのももったいないので今回は投稿します(笑)
ではどうぞー
エキスパートルール
第一期は実は二つルールがあって「公式ルール」と「エキスパートルール」ですね。
前者が所謂生贄召喚のいらない《青眼の白龍》大正義のルールで、後者が比較的現行のルールに違いルールですね、
前者はさすがに別ゲーなので今回は紹介しませんが、「手札の魔法・罠カードを発動またはセットする行為は1ターンに1度まで」といったかなり無茶苦茶なルールです(笑)
そして肝心の「エキスパートルール」ですが実は調べている間に衝撃の事実を発見しました。
実は「エキスパートルール」では先攻ドローができないルールが採用されてました。
実は先攻ドローって「新エキスパートルール」~「マスタールール3」だけのルールで初期では先攻ドローってなかったんですね…。
知りませんでした…。
他のルールとしては生贄召喚(アドバンス召喚)の概念が導入されましたが、この時期では現在のルールと違うことがまだまだたくさんあり現行のルールに近づくのは次の「新エキスパートルール」を待つことになります。
新エキスパートルール
第二期から第五期まで採用されていたルールですね。
非常に長い期間使われていたルールで、これにより現在のルールのほとんどが成立しております。
この長さはルールの完成度が高いことを物語っているのではないでしょうか。
導入されたルールやシステムは以下の通りです。
- デッキ切れによるルールの敗北
- 手札制限の導入
- サイドデッキ15枚までに
- チェーンとスペルスピード
- 優先権
- タイミングを逃す
等々ですね。
上記3つはともかく下3つは遊戯王の奥深さを表していると同時に遊戯王の難解さを表しているルールと言えるでしょう。
《暗黒魔族ギルファー・デーモン》と《リーフ・フェアリー》の関係
ここで補足として「タイミングを逃す」と縁の切れないカードをご紹介します。
《暗黒魔族ギルファー・デーモン》と《リーフ・フェアリー》ですね。
《リーフ・フェアリー》の「コスト」で《暗黒魔族ギルファー・デーモン》を墓地に送った場合、《暗黒魔族ギルファー・デーモン》を装備できるのか否かという問題です。
もちろんこれは「墓地へ送られた」というタイミングを逃し効果を発動できないという裁定ですね。
当時はこのできないという裁定が「タイミングを逃す」という概念を遊戯王界隈にて広まったと同時に初心者殺しを作ったシステムと言えるでしょう。
※ちなみに先に登場した《鉄の騎士 ギア・フリード》の場合はタイミングを逃さないです。
マスタールール
ルールの近代化。
それが「マスタールール」です。
6期から取り入れられたルールで一番大きいルール変更は「シンクロ召喚」の登場でしょう。
今まで融合モンスターしか投入することがなく、融合モンスターでも使うデッキでなければほとんど使われることのなかったエクストラデッキ(当時は融合デッキ)ですがそこにメスが入ります。
メインデッキにチューナーを入れることによってどんなデッキでも活躍のできるのが当時のシンクロ召喚でした。
ただこのシンクロ召喚は特に初期ですとパワー的にも値段的にもかなりのインフレなカードが多く引退者も多かったと聞きますね。
《氷結界の龍 ブリューナク》や《ダーク・ダイブ・ボンバー》などがこれに該当します。
しかしながらこれらはリンク召喚以上に革命的な存在で現在の展開系デッキの先駆けともいえるようなルールの追加だったと思います。
他のも「用語名の変更」や「枚数制限の変更」なども行われました。
用語名の変更は生け贄召喚からアドバンス召喚へ、融合デッキからエクストラデッキに。
枚数制限の変更はメインデッキが40枚以上から40~60枚へ、エクストラデッキが0枚以上から15枚以下になるといったルールの変更ですね。
ここらへんのルール変更によってかなり現代遊戯王に近づいたと思われます。
マスタールール2
「マスタールール2」の大きな変更点は2つです。
「エクシーズ召喚」の登場と「起動効果のルール変更」です。
前者は同じレベルのもつモンスターを並べることによって出せる新しい召喚方法でした。
エクシーズ素材の裁定で少し混乱はしまいしたが、シンクロ召喚を経験した決闘者からすればそこまでの混乱はなかった記憶があります。
むしろ影響が大きかったのは後者でしょう。
「起動効果のルール変更」
「新エキスパートルール」から追加されたルールとして「優先権」があります。
これは最初に発動する権利はターンプレイヤーに存在するというルールです。
常識ですね。
しかしながら「マスタールール2」以前ではこの優先権がなぜか起動効果にも適用されていました。
例えば先ほどの《ダーク・ダイブ・ボンバー》を例にとり、現在のルールですと
「《ダーク・ダイブ・ボンバー》を特殊召喚→《奈落の落とし穴》を発動」とできますが
この「マスタールール2」までは
「《ダーク・ダイブ・ボンバー》を特殊召喚→(優先権により)《ダーク・ダイブ・ボンバー》の効果発動(※《奈落の落とし穴》は発動のタイミングがない)」となっていたわけですね。
このルール変更によってこの最強ムーブが完全にできなくなり起動効果が誘発効果のように打つことができなくなりました。
この影響を受けたカードは非常に多かったですね。
とくに上記の《奈落の落とし穴》に対抗できた《神炎皇ウリア》は悲しい結果となりましたね…。
マスタールール3
フィールドすら変わったのが「マスタールール3」ですね。
ペンデュラムモンスターとペンデュラム召喚の登場により新しくペンデュラムゾーンが新設されました。
他にも
- 先攻1ターン目でのドロー廃止。
- フィールド魔法カードはお互いのフィールドに1枚ずつ張れるようになり、新しいフィールド魔法を張る場合は破壊ではなく墓地へ送られる扱いになる。
- ダメージステップの簡略化及び公式化
- カードテキストの明確化(テキストの変更)
などがありますね。
カードテキストの明確化(テキストの変更)
今では当たり前になっていますが9期からテキストが変わりましたね。
①や②のようにどこまでが効果でその効果なのかがわかりやすくなり、逆に番号がつかない効果は効果外テキストと区別がつくようになりました。
また発動条件の明確化、対象を取る効果の明確化などプレイヤーに優しくなりました。
他にも一部の用語は省略といったテキストの書き方の変更などもありましたね。
新マスタールール
色々と問題が起きたのがこの「新マスタールール」です。
リンクモンスターとリンク召喚の登場、そしてエクストラモンスターゾーンの新設ですね。
この問題は今更語るまでもないと思うので深くは語りませんが、このルールにより今までの展開方法が制限され既存の動きができなくなり不満が爆発して引退者が多くでたことで有名ですね。
売り上げの方もかなり下がったと聞いております。
ただコナミ側も一種のインフレを防ぐ手段だったと言えるので少し仕方ないかもしれませんけどね…。
マスタールール(2020年4月1日改訂版)
そして現在の11期のルールこそが「マスタールール(2020年4月1日改訂版)」ですね。
- 融合・シンクロ・エクシーズモンスターはリンク先以外でも特殊召喚可能になり、リンクモンスター及びペンデュラムモンスターは従来通りの特殊召喚。
- エクストラデッキに戻ったモンスターの効果は発動しない。
- 効果の発動前に発動する場所に存在しなくなったカードの効果は発動しない。
- 召喚・特殊召喚の「発動するターン」というテキストを持つカードはその召喚・特殊召喚が無効化された場合はその制約を受けない。
- 1ターンに1度しか特殊召喚できないモンスターは無効になった場合は2体目を特殊召喚できるように。
- 罠モンスターは効果発動後魔法&罠ゾーンを圧迫しなくなる。
といった変更がありましたね。
こうみると11期にも結構な変更点が来てましたね。
とくにEXモンスターの裁定はかなり嬉しい変更点ではなかったでしょうか。
11期になってOCGとラッシュの二つの遊戯王ができたことによりユーザーが多方面からできるようになったのも嬉しいポイントですね。
まとめ
ということで「遊戯王ルール変更の歴史」兼「遊戯王Advent Calendar2020」没ネタでした。
個人的には歴史系の記事って好きなのですが、どうも納得がいかなったので没になったわけですね。
まあでも好きな人は好きかもしれない記事だとは思います。
それではここまでルーシーがお送りいたしました!
それではまた次回!